2026年7月10日(金) 更新
若手が馴染めない原因は空間?|新入社員が定着するオフィス設計とは
「新入社員が入ってきて数ヶ月、社内の雰囲気はいかがですか?」若手が馴染めない原因は、本人のポテンシャルではなくオフィスの「空間設計」にあるかもしれません。若手が求める安心感や優秀層が残るオフィスづくりのポイントをリビングサーラが解説します。
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施工事例
株式会社中部 浜松支店さま

当初のご要望は「築34年が経過した建物の美装化」や「OAフロア化」といった機能面が中心でした。OAフロアとは、床の上にパネルを敷き詰めて二重構造にし、その隙間に複雑な配線類をすべて収める仕組みのことです。 これにより、足元に散乱していた電話線やLANケーブル、電源コードが視界から消え、つまずきの防止や掃除のしやすさが向上するのはもちろん、デスクの配置も制限なく自由に変更できるようになります。
ヒアリングを重ねる中で、真の課題は「受発注の仕組みによるペーパーレス化の停滞」や「部署間(設備・インフラ・土木・総務)のコミュニケーション不足」にあることが見えてきました。
部署ごとに異なる業務スタイルやニーズがあり、当初は要望も多岐にわたりましたが、部門を越えた連携を生み出し、会社全体としての生産性を高めるオフィスづくりを目指しました。

「快適に過ごせるオフィス環境」をコンセプトに、従来の固定席を廃止し、より柔軟な働き方へと舵を切りました。
〇固定席の廃止とフリーアドレス化の推進
座席を固定しないことで、部署の垣根を超えたコミュニケーションを活性化させます。その日の業務内容に合わせて最適な場所を選択できる環境が、創造性を刺激します。
〇物理的制限によるペーパーレスの徹底
個人ロッカーの活用と並行して、オフィス全体の書庫を最低限の配置に絞り込むことで、収納容量をあえて制限するという「物理的な仕組み」を取り入れました。これにより、これまで滞留しがちだった書類の整理・削減を自然な形で促し、探し物の時間を減らすなど、日々の仕事の効率化と生産性の向上を後押ししています。

執務エリアの傍らに、部署の垣根を超えて自然と人が集まるコミュニケーションエリアを新設しました。これまで接点の少なかった設備・土木・総務といった異なる部門のメンバーが、コーヒーを片手に立ち話や気軽なミーティングを行えるようになり、組織に新たな活力が生まれています。コミュニケーションエリアの周辺には、複数の打ち合わせスペースを集約させて配置しました。立ち話から「そのまま座ってしっかり話そう」という流れがスムーズに生まれ、現場でのスピーディーな合意形成をサポートしています。

2Fのフリースペースは、多忙な業務の合間に社員が心からリラックスできる「憩いの場」としての機能を第一に考え、リニューアルを行いました。ソファ席側のテーブルは軽量でレイアウト変更も容易なため、ランチタイムにはグループで囲んで団らんを楽しむなど、食事を通じた社内交流を育む場となっています。
一方で、壁際に設けたカウンター席は、あえて視界を限定することで周囲の喧騒を遠ざけ、自然と自分の世界に入り込める設計を取り入れました。全席に電源を完備しているため、食後のひとときに周囲を気にせず自分のペースで作業を進めたり、一人の時間に没頭したりと、リフレッシュの質をより高める空間となっています。
2026年7月10日(金) 更新
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